本日は、院内ACLS研修会です。
ACLSとは、Advanced Cardiovascular Life Support の略で、二次救命処置をいいます。
4月に行ったBLS(Basic Life Support)は一次救命処置で、人工呼吸、心臓マッサージ、除細動をさしますが、ACLSは、気管内挿管や薬剤投与まで含みます。
今日は、みなさんをこの研修会へご案内します。
コースは、成人BLS・ACLSコースと小児BLSコース、高機能シュミレーターコースに
分かれています。
小児BLSコースは、まず
こんなビデオで研修生をお迎えしてくれます。アンパンマンのマーチ
です。
アンパンマンのマーチは1分間に100回のリズムを刻むので心臓マッサージの時には、
頭の中でぐるぐるアンパンマンのマーチが回っている人もいますよね、きっと
担当者の説明の後、
実際の人形を使って、BLSを体験します。
成人BLS・ACLSコースは、4つのブースを医師1名看護師7名の計8名1グループとなって、
一緒に回ります。
まず最初にBLS. ここでは、DVDを見た後、BLSの手技の復習を行います。
熱気が伝わってきます
続いて挿管ブースです。ここでは、医師は挿管のシミュレーション、看護師は介助のシミュレーションを行います。
医師は手元を確認できないので、使用しやすいように工夫してチューブを渡します。
うまく声帯が確認できているかな?
そして、除細動ブースです。
ここでは、除細動の必要な不整脈の確認と、実際に除細動器を用いて除細動します。
みなさん、ご唱和ください。
心静止を見たら3つのド「リード」「感度」「誘導」
除細動の時には「私よし」「みんなよし」「酸素よし」
どれも、確認 の原則ですね。
ここまで来ると、グループの輪もずいぶん出来てきます。
そして、最後にACLSブースです。
ここでは、実際に夜間の巡視の時に患者さんの急変を発見した、というシナリオで、
一連の流れを経験します。
ドクターコールをし、応援を呼び、気管内挿管、薬剤投与、除細動の一連の流れを
実際に行います。
緊迫した空気の中、無事患者さんを救うことができて、グループの皆とも一致団結を感じます。
最後にご紹介するのが高機能シミュレーターブースです。
ここは、ACLSの受講がすでに済んだ人が対象で、シナリオが複雑となります。
患者さんの設定も細かく行い、検査データなどもあらかじめ作成しておきます。
実際に患者さんの身体所見を判断しながら、チームで急変に対応します。
終わった後には、振り返りのミーティング。デブリーフィングですね。
いかがでしたか。
とっても熱い一日が繰り広げられています
担当してくださった先生方、セーフティマネージャーさんたち、おつかれさまでした
今夜は打ち上げですね